犠牲になった個人にとっても悲劇だが、「国家」にとっても悲劇である。これさえ起こらなければ、ローマ帝国という「共同体」に貢献できた多くの有能な人材が、ただ単に敗者になったというだけで消されてしまう=塩野七生『ローマ人の物語』31巻(新潮文庫)

 この文章を読んで私が思うのは組織につきものの派閥抗争である。組織の活性化につながっている面があることは否定しないが、負の結果も生む。

 人間は感情の生き物であり、好き嫌いで動く動物でもある。しかし、経営トップはそういう動きから一線を画す存在であるべきである。