「どんな映画を撮るのかではなく、何のためにその映画を撮るのか」

「山頭火はダウンコートを持っていたわけじゃないと思いますから、つらかったと思いますよ。でも、何かを求めて行ったんですよね。何を求めたかということ、それが一番大事なんですね。これからみなさんが求めるものは何なのか。お金なのか。新聞社に入って主幹になることなのか。何のために主幹になるのか。きっとみなさんが一番悩むところだと思いますよね」

 以上は2013年11月5日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)2面の「特集ワイド」からの引用である。

 企業経営にあてはめると、「何のため」は「企業の存在理由」である。何のために企業があるのか。この理由を明確に語ることができる企業を市場や消費者は受け入れる。